研究室に配属された学生はやるべきことが今までとガラッと変わります。
先生からも言われるかもしれませんが、研究室に入る前の学生は勉強をしていれば学生としては正解でした。
しかし、研究室に配属された学生は勉強ではなく「研究」とすることが学生の本分になります。
研究も勉強も同じ「大学」で行われていますが、実際のところ研究と勉強の違いって何なのか分からなくて不安ですよね?
今回はそんな研究と勉強の違いについて解説していきたいと思います。
結論から言うと、研究は世界初の発見をするためにすることで、勉強は先人の道をなぞるためにすることです。
研究と勉強の違いは?
直前にも言いましたが、研究と勉強の違いは目標が世界初かどうかという点です。
研究では今まで誰も成し遂げられなかった現象を発見したり、新しい物質を合成したりすることが目標です。
勉強では今まで誰かが既に考えついているものや分かっていることを知ることが目標です。
それなので、大学院進学を考える場合はこの違いをしっかり理解する必要があります。
もし、あなたが研究室に配属されるにあたって達成したい目標が「○○の分野についてもっと知りたい」だとか「もっと勉強したい」というものなら、大学院へは進学しないほうが幸せになれます。
勉強しないと研究はできませんが、研究しなくても勉強はできます。
研究と勉強の違いについて認識せずに大学院まで進学してしまうと誰も得をしない不幸な状態になるので、研究室配属の際にはしっかりと自分がやりたいことは何なのかを確認しましょう。
もし自分がやりたいことが見つからないならさっさと就職してしまうのがオススメです。
そうすれば少なくともお金を払うことは無いので、大学院で時間もお金も無駄にするよりはマシなはずです。
さすがに就職にいきなり決めちゃうのはちょっと・・・
このように悩んでいる人には新卒就活エージェントの活用がオススメです。
新卒就活エージェントを使って自分のやりたいことや向いていることについて相談することで、自分の中の情報を整理したり客観的な評価をもらうことができます。
「新卒就活」と名前は付いていますが個人的には使い勝手が良い選択肢だと思います。
キャリアチケットなら新卒就活エージェントが無料で相談に乗ってくれますよ!
無料相談はコチラから!
研究と勉強で伸びる能力の違い
研究と勉強の違いは目標が世界初かどうかという話をしましたが、それぞれで伸びる能力や必要な能力は違います。
勉強では知識を吸収することで答えのある問題を解けるようになることが必要とされ、吸収した知識の応用もあくまで与えられた問題を解く範囲でしか使えません。
そのため、勉強することで伸びる能力はすでにある情報を記憶する力と与えられた問題の範囲内で問題を解く能力となります。
しかし、研究で求められる能力は勉強で求められる能力にとどまりません。
研究で必要な力は新しいことを解明する力ですので、答えがあるとは限らない問題に対して情報収集を行って問題解決へと努力することが求められます。
そのため、研究することで非常に広い範囲での課題解決能力を伸ばすことができます。
つまり、勉強をするためには研究ができなくても問題ありませんが、研究をするためには勉強ができる必要があるということが分かります。
研究は勉強と似ているようですが、実際は勉強の上位互換なのです。
研究室(大学院)でやることは基本的に研究
名前からしても当たり前かもしれませんが、研究室に配属された学生がやることは基本的に研究です。
勉強はあくまで研究に必要な情報を集めて考察の材料にするためにするものです。
それなので、「研究室で○○の勉強がしたいです」という希望はミスマッチにつながる理由が分かったかと思います。
研究とは今まで分からなかったり実現しなかったものを世界で初めて生み出すものですので、二番手にならないようにみんな割と過酷な環境で頑張っています。
大学院まで行こうとしている人は環境も含めて覚悟しておくようにしましょう。
まとめ
今回は研究と勉強の違いについて解説しました。
特にしっかりと区別して考えることが無かったかもしれませんが、実際は結構違うことに気付いてもらえたかと思います。
研究室配属に向けて頑張っている学生の方の助けになれていれば幸いです。
それでは。
コメント