周囲が行っているからという理由で入院しました、サイトーです。
入院とは大学院に進学した人を揶揄する時に使うスラング的なもので、大学院に進学した割には学力や研究力が足りていないと自覚している学生がよく使う言葉です。
サイトーは現在修士一年生で、一応世間一般で言う大学院生という奴です。
周囲に流されるままに大学院まで来てしまった男の後悔をみんなにシェアして、サイトーのように可哀想な人を輩出しないようにしたいと思います。
一応サイトーは理系の大学院に進学しましたが、文系の大学院でも同じようなことが言えると思いますので、多少参考にしてみてはいかがでしょうか。
文系の方は理系と比べて就活市場における大学院卒の価値が軽んじられている傾向にありますので、理系よりも更に強い理由がない限りは進学せずに就職することをオススメします。
サイトーについて
サイトーは現在、工学系の大学院修士課程に在学している一年生です。
学部の時の成績がそれなりに良かったので大学院に推薦で行けることになってしまったがために、大学院へ進学してしまいました。
正直、個人的には後悔しています。
ただ、周囲の方を見ていると大学院に入って正解だったと思っている方も居ますし、なんだったら博士課程まで進学したいと考えている方もいらっしゃるので、一概に大学院に行くことを否定しているわけではありません。
しかし、サイトーの後悔ポイントを満たしてしまった方が大学院に進学すると基本的にはサイトーと同じように公開することとなると思いますので、注意していただきたいと思います。
なぜ大学院進学を後悔しているのか
ここからは私、サイトーがなぜ大学院進学を後悔しているのかをつらつらと書いていこうと思います。
先述したように、この後悔ポイントを満たしている方は出来得る限り大学院への進学は止めて学部での就職をすることをオススメします。
ノリで進学したから
正直、学部に入学した当初のサイトーは大学院に進学するつもりはさらさらありませんでした。
それでも理系の就活方法として一般的な大学推薦を優先的に獲得するためには好成績を修めておく必要がありましたので、学部のときは比較的勉強に精を出していました。
結果として、大学院に推薦で入学できるライン以上の成績を修めてしまったのです。
サイトーの大学…というよりも学部は大学院進学率が全国的に見ても高い学部でありまして、卒業研究で研究室に配属されてからの周囲の流れは大学院進学が当たり前という風潮でした。
その中で、大学院に推薦で入学できる成績を持っているサイトーは流れに飲まれてしまいまして、大学院に行くぞーとなった訳です。
こんな周囲のノリに合わせただけのやつがモチベーションを維持できるわけ無いですよね。
自分のキャパシティが足りていなかったから
サイトーは地域で最も頭の悪い高校から大学に進学しました。
高校の偏差値は、サイトーが入学した当時で32でした。
これは全国の高校生の下位3%くらいの頭ということです。
そんなレベルの高校では当然ながら微分や積分なんてやりませんし、物理化学も基礎の基礎すらおぼつかない程度の授業です。
それなのでサイトーは塾に通うことにしました。
それでも周囲の進学校に通っている生徒との学力差は開いていくばかりで、なかなか追いつくことはありませんでした。
それなのにサイトーは大学に合格してしまいました。
つまり、圧倒的に地頭が足りていない状態で入学した訳ですので、物事を処理するためのキャパシティは同じ研究室の学生と比較して悪い訳です。
そんな中で同じように研究していても…ねぇ?
結局はコツコツと努力を積み重ねてきた子が強いんです。
AO入試みたいに簡単な入試で入ったヤツにはそれ相応の努力が必要だったのです。
その努力を怠った者にはそれ相応の現状が待っているのです。
金銭面で苦労するから
金銭面に関しては、実家から通学しているということもあり比較的苦労の度合いは小さいと思いますが、それでもやっぱり入学金で30万円弱、年間の授業料で60万円弱のお金が飛ぶのは厳しいものがあります。
サイトーの場合は基本的に自分で賄っているので、ここに関しては親御さんからの援助が見込める場合もそれなりにあるでしょうから、あまり参考にならないかもしれません。
また、サイトーは国立大の大学院になりますので、私立の大学院の場合にもあまり参考にならないかもしれません。
結局のところ、大学院卒としての価値がある就職が出来るかどうかに掛かっている訳ですね。
修士卒で就職するにしても2年という時間と150万円程度のお金を掛けているわけですから、それなりにお給料が貰える会社への就職がある程度必須になってきますが、そのような凝り固まった考えは嫌だというような方は大学院に進学するよりも早くから就職していったほうが良いのではないかなと思います。
まとめ:大学院への進学は辞めとけ
基本的にデメリットばかり挙げているので、面食らった方もいらっしゃると思います。
それでも大学院へ進学したいと考える方は応援します。
ただ、多少は茨が生えている道になりますので、そこは覚悟して入ってください。
もしあなたが文系の大学院へ進学したいのであれば最早そこに道はありませんので、自分で切り開いてください。
逆に言えば、このような惨状を見て少しでも心が揺らぐのであればやはり進学するべきではないと思います。
多分、それなりに大きい会社にヌルっと入ってヌクヌク過ごしていたほうが穏やかな毎日を送れると思います。
この記事があなたの参考になることを願っています。
コメント