大学院では研究室に入って研究をするという学生が多いのではないでしょうか。
そんな研究室ですが、そこで学ぶ学生は一般の人と比較してうつなどのメンタル的な問題を抱える可能性が6倍高いという結果が発表されています。
研究成果のプレッシャーや発表前のゴリ詰めといったメンタルを破壊するイベントには事欠かない場である研究室ですが、当然のようにうつの学生も出てきます。
今回はそんなうつになってしまったり、うつっぽい状態になってしまったときにどのような選択肢が取れるか、取ったらどうなるかについて解説していきたいと思います。
結論から言うと、休学、中退、研究室を変えるの三種類から選べるうち休学するのがオススメです。
うつになった時の選択肢
先生から詰められてつらい・・・
なんで自分はこんなに成果が出せないんだろう・・・
このように思い詰めてしまう人は多いと思います。
多少うまく行かないことがあって悩むことは健全ですが、度が過ぎてうつ状態になると危険です。
そして、うつ状態となってしまった学生は次の選択肢が考えられます。
- 休学
- 中退
- 研究室を変える
それでは、それぞれの選択肢について解説していきます。
休学した場合
休学した場合は、圧倒的に時間が生まれる代わりに留年がほぼ確定します。
個人的には一番オススメの選択肢です。
もし、担当教員に相談できる状態で、かつ休学はしない程度の休みを設けることになった場合は最強にコスパが良い選択肢なので、それに従うようにしましょう。
大半の学生は「相談できるなら悩んでねーよ」という気持ちでしょう。同感です。
休学して生まれる時間の活用方法としては一度就活してみるのがオススメです。
大学院まで進学した状態であれば大学は卒業しているわけなので、大卒として就活することが可能です。
就活して希望のところに就職出来たらそれでよし。メンタルが回復して復学するのもよし。
全体的に「つぶしが効く」選択肢です。
中退した場合
中退した場合は、学費が浮いて時間も生まれる代わりに復学ができません。
大学院を中退しても学部卒の学歴が消えるわけではないので、大卒の就活マーケットには十分参戦できます。
日本においては大学卒と大学院卒で職種が変わることはあまり無いので、就職における条件でも特に問題は出てこないのではないでしょうか。
ちなみに、中退した学生に向けた復学の規則がある大学もあったりしますが、あまり期待しない方が良いでしょう。
つまり、中退したら就活スタートが確定します。
そのため、もし戻れる可能性があると感じたなら休学にすることがオススメです。
私立だと施設使用料が徴収されることもありますが、国立なら無料だと思うのでメリットは大きいです。
研究室を変える場合
研究室を変えた場合は、合わない先生を変えることができる代わりに留年かハードな生活か両方かを選ぶ必要があります。
「研究室が変わる=研究内容が変わる」なので、今までの研究成果は基本パァです。
それなので、例えば修士一年で研究室を変えた場合は残りの一年で修士論文レベルに仕上げるハードモードか留年して通常のスケジュールで修士論文を書き上げるかということになります。
これが修士二年で研究室を変えた場合は、一年留年して修士論文レベルに仕上げるハードモードか二年留年して通常のスケジュールで修士論文を書き上げるかということになり、条件が厳しくなります。
また、研究成果が流用できる程度に内容が近い研究室では、そもそもの目的であった「合わない先生から逃げる」が達成できない可能性が高いので別分野にしましょう。
今までの頑張りが無駄になっちゃう・・・
このように思ってしまうかもしれませんが、小手先の知識やスキルではなく「知らない分野の勉強を進める力」を活かして耐えましょう。
最初の分野も自分が知っている分野だとは限らなかったですよね?
つまり、あなたには既にその力が身に付いているはずなので大丈夫です。(身に付いていないなら迷うほど頑張ってないかもしれないですね)
死ぬくらいなら逃げた方がマシなのでさっさと就職しようってまとめ
今回は大学院の研究室でうつっぽくなった場合に取れる選択肢について解説しました。
研究室という環境は特殊なので、出てくる問題点も一般的でないことが多いです。
メンタル面に限らず、自分のことは自分で守るように行動しましょう。
今回の選択肢を取ったあとの行動としては全て就職活動に繋げることとなるので、理系学生の就活に関する記事もぜひ一緒に読んでみてください。
それでは。
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