大学院でうつにならないために!研究室選びのコツとは?

研究室に配属された学生がストレスでうつになってしまう例は非常に多いです。

Time to talk about why so many postgrads have poor mental healthという論文を知っていますか?

この論文は有名な論文誌であるNatureから出ており、大学院生の精神面は非常に苦しい傾向があることを明らかにした論文です。

この論文では大学院生のうつ病や不安は一般人の6倍という結果を報告しており、いかに大学院生がメンタルヘルスに問題を抱えているかを浮き彫りにしています。

これは日本の学生も例外ではなく、研究の進捗が思わしくなかったり発表資料作りなどの雑務に忙殺されたりしてストレスフルな毎日を送っており、メンタルヘルスに問題を抱えてしまっている方も多くなっています。

今回はそんなメンタル面が過酷な状況に置かれがちな大学院生がうつにならないための環境を手に入れるために、研究室選びのコツをシェアしたいと思います。

結論としては、研究室はやりたいことを基準に選ぶのではなく環境の良さを重視するべきということです。

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やりたいことよりも先生との相性で選ぶべき

研究室を選ぶうえで、まず一番考えなければならない要素は先生との相性です。

大学にせよ大学院にせよ、卒業(修了)の判断をするのは最終的に自分の担当教員である先生です。

つまり、もし自分の先生との相性が最悪であった場合、最低でも2年間は自分に合わない人と付き合う必要が出てきます。

また、研究を進めるためには先生に対して進捗報告やこれからの進め方についてディスカッションを行うことが多いため、先生とのコミュニケーションから逃げることはできません。

そのため、研究室における生活でメンタル面を健康に保つためには、そもそも研究室選びの段階で先生との相性を確認しておく必要があると言えます。

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先生との相性を確かめるためには直接会うべし

そうは言っても先生との相性なんてどうやって確かめるの?

このように悩む方も多いと思いますが、先生との相性を確かめる方法は案外シンプルです。

先生と研究に関する話をしてコミュニケーションを取ればよいのです。

研究内容や設備についての質問をすれば先生方は大喜びでいろいろな話をしてくれますよ!

注意点としては、大学の先生は1聞けば1000返ってくるので話が長引きがちなので気を付けましょう

直接会うのが面倒でも、メールなどの手段で何かしらのコミュニケーションは取っておくことをオススメします。

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研究室の環境も大切

研究室では最低2年間を過ごすので、人間関係やパソコン周りなどの環境も重要です。

パソコンなどは別に最新鋭である必要はありませんが、少なくともストレス無く操作できる程度のスペックは欲しいですね。

具体的にはストレージがSSDでメモリが8GB以上、CPUがCore iシリーズならほとんどの操作がストレスフリーで出来るでしょう。

操作の快適性はストレージ、メモリ、CPUの順に大きく変わりますので、自分用になるであろうパソコンのスペックが確認できるなら確認しておきましょう。

また、人間関係も重要です。

先生ほどではないにしても、先輩に”やべーやつ”が居た場合は非常にめんどうな生活になることが予想されます。

学生は同じ居室で作業やディスカッションする可能性が高いことから、先輩の人間性も重要です。

先生との相性を確かめるついでに、先輩と気が合いそうかどうかも確かめておきましょう。

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コアタイムの有無は重要だけど人による

コアタイムとは「研究室にいないといけない時間」のことですが、このコアタイムの有無は人によって重要性が変わります

自分の予定は自分ですべて決めたい!という方はコアタイム無しの研究室の方が向いているでしょうし、自分で決めるのはめんどくさいという方にはコアタイム有りの研究室の方が向いているでしょう。

このように、自分の予定に対する考え方が決まっている方はコアタイムの有無が重要と言えます。

また、予定はどちらでも調整できるという方はコアタイムの有無はどうでもいい要素と言えるでしょう。

そのため、自分はどちらのタイプなのか?ということを念頭に置いてコアタイムの重要性を考えましょう。

個人的にはコアタイム無しの方が良かったのですが、コアタイムが無いと研究をやるのもやらないのも自由なので、逆に明確な休みが取りづらくなるという隠れたデメリットがありました・・・

コアタイム有りだと確実に毎日研究を進めないといけないので、痛し痒しといったところですね・・・

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情報収集は入念にやるべきってまとめ

ここまでやりたいことよりも実際に研究を行う上での環境のほうが重要だという話をしてきましたが、全く下調べをしない状態で配属先の研究室を選ぶことが非常にリスキーだということが分かっていただけたかと思います。

しかし、下調べをしようにも研究室の環境がどのようになっているのかはインターネットには基本的に分かりません。

つまり、研究室に対する下調べはオフラインでの情報収集が非常に重要となります。

部活やサークルでつながっている先輩から話を聞いたり、友人が聞いた話を仕入れたりして自分で判断するための材料を集めましょう。

この情報収集に対する力の入れ具合によってあなたの研究室人生が決まるといっても過言ではありません。

それなので、ブラックな研究室に入ることになってうつになってしまうような結末にならないようにするために、しっかりと情報収集をしてから配属先の研究室を選ぶようにしましょう。

それでは。

 

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