大学院生(修士)の二年間の生活の流れを解説するよ

中々研究成果が出ません、サイトーです。

大学院生って研究室配属されてから初めて見るくらいのレアリティだと思うのですが、研究室配属されたばかりの学部4年生は大学院まで進学するか学部卒で就職するか悩むと思います。

研究室に配属された直後って先輩に「大学院生ってどれくらい忙しいんですか?」とか簡単に聞けないですよね…

だからといってネットでもあまり情報が無いですから、自分がどのような生活を送るのかについてイメージが湧きにくいと思います。

今回はそんな悩める学部4年の学生に向けて、大学院生がどんな2年間を送るのかについて解説したいと思います。

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学年を表す記号について

研究室に配属されたあたりから、学年の言い方がM1とかD2とかって言い方になって良く分かりませんよね。

まずはその変わった言い方について解説します。

先ほどの例でのM1は修士課程(Master)1年生の略で、D2は博士課程(Doctor)2年生という意味です。

修士課程は2年間、博士課程は3年間頑張れば卒業(修了)出来ます。

今回の記事では修士課程の学生について解説をしていきます。

ちなみに、頑張りきれなかった人は学部の時と同じようにもう1年、2年と卒業までの年数が増えていきます。

特に博士課程では留年が割と珍しくないので、就職率の悪さと相まって「博士課程は闇」とよく言われますね。

兎にも角にも大学院生の学年表記は変わっているよってことが分かってもらえれば大丈夫です。

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大学院の生活

それでは大学院生ってどんな生活を送っているのか、大きなイベントとしては何があるのかについて解説していきたいと思います。

長期休み?

大学院生に夏休みや冬休みは存在しないので覚悟しておいてください。

ギリお盆があるかも?くらいです。

一年前期

M1前期とも言いますね。

この時期にやるメイントピックは授業と研究です。

大学院でも授業はあるので、M1前期は学部の時と同じように授業を受けて単位を取ります。

修士で必要な単位数は大体30単位程度で、その中でも授業で取らないといけない単位はその半分くらいです。

サイトーの場合は授業で合計18単位必要だったので、M1前期は8科目16単位を履修しました。

大学院で必要な単位数を見て「そんなに多くないな」って思った方も多いと思います。

しかし、大学院でやる事のメインは研究ですので、授業と並行して研究も進めていく必要があります。(場合によっては学会発表も同時進行)

大学院の授業は評価がレポートで決まる事がほとんどですが、当然ながら大体レポートを出される日はまとまってますので、みんなしっかり血反吐を吐きながら研究と課題を進める訳です。

ある意味やることが決まっている分楽に感じる人もいるかもしれませんが、サイトーにとってはしっかり地獄でした。

一年後期

M1後期とも言いますね。

この時期にやるメイントピックは研究と学会発表です。

この時期あたりになると、学部から研究室を変えずに頑張ってきた人は学会発表を始める人も増えるのではないでしょうか。

大学院で研究室を変えた人でも、結果が出たら学会発表に駆り出されるかもしれません。

正直サイトーは学会に出るよりも就活ガチった方が人生におけるコスパ高いと考えているので、学会は出たい人だけが出るようにしましょう。

実際のサイトーは自分の考えとは裏腹に隔で学会発表させられることになり、地獄のような日々を過ごしております。

なんか雑誌みたいですね。

授業はM1前期にほとんど単位を取りきる人がほとんどなので、よっぽどの理由がない限りM1後期に授業ばっかりということにはならないはずです。

サイトーの場合は1科目2単位だけ取ってます。

授業がありませんので、研究にリソースを割けるようになります。(やりたくないけど)

この時期は修論用のデータをゴリゴリに貯めておきましょう。後で楽になります。

二年前期

M2前期とも言いますね。

この時期にやるメイントピックは就活と研究です。

この時期になると就活が本格化します。

理系の大学院生は大学の推薦や学科推薦があり、そんなにレベルが高くない大学でも結構名前の知れている企業に行くことが出来ます。(特に機電系)

逆に名前の知れている企業が多すぎて選べないせいで、逆に悩むという人もいます。(サイトーです)

理系の就活は推薦を1本から数本受けて終わりというケースが多く、文系の人と比較して短期で終わる傾向にあります。

しかし、一度落ちると連敗の泥沼に落ちる場合もあるため、落ちたとしてもさっさと切り替えて負のオーラを纏わないように注意する必要があります。

研究室によっては並行して研究をやるところもありますし、就活が終わるまで取り敢えず研究はお休みというところもあります。

就活中の研究に関してはボスである先生の考えが全てですので、研究室選びは慎重に行いましょう。

二年後期

M2後期とも言いますね。

この時期にやるメイントピックは修士論文と研究です。(まれに学会発表)

基本的にこの時期は修士論文を作成するための動きをします。

この時期まで就活が長引いていたり、研究データが貯められていなかったりすると、かなり厳しい日々が待っていることになると思います。

修士論文の作成に関しては、論文のストーリーの練り込みや意見を支えるデータの収集、場合によっては再実験もあるでしょう。

それである程度まとまったデータや結果を学会発表に出すことで、修士論文発表の練習をさせる研究室もあるみたいです。

確かに学会発表だからという事で発表内容をまとめれば後々の本人のためにもなりますが、割とシンプルにキツいのでやるかやらないかは自分で考えて決めた方が良いです。

サイトー個人としては、学会発表としてわざわざ出す必要なくね?とは思います。

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まとめ

今回は大学院生の入学から卒業までの流れがいまいちイメージ出来ていない学部生に向けて、大学院修士課程の2年間について解説しました。

基本的に「勉強だけ!」とか「遊びだけ!」みたいに一つのことだけじゃなくて、いくつかの作業を並行して進めることになりますので、マルチタスクに自信がない人は結構厳しいです。

サイトーは例にもれずマルチタスク大嫌い人間なので、しっかり苦しんでおります。

この記事が悩んでいる学生の進路選択の一助になれば幸いです。

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