隔月の学会地獄を乗り越えました、サイトーです。
研究室に配属されてしばらく経つと先生からお呼びが掛かります。
○○君!それなりに結果が出てきたから学会に出てみようか!
先生によってはまた違った誘われ方になるとは思いますが、ざっくりまとめると「学会に出ろ」と言われます。
ちなみにサイトーの場合は「○○に旅行に行かない?」でした。
しかし、いきなり学会と言われても出たことは無いでしょうから不安ですよね?
今回はそのような不安を感じている研究室の学生に向けて、学会に出て発表するまでの流れを解説していきたいと思います。
学会とは?
当然のように学会という言葉を使っていますが、そもそも学会とは一体何でしょうか?
学会という言葉をウィキペディアから引用すると、このようになっていました。
学会(がっかい)とは、学問や研究の従事者らが、自己の研究成果を公開発表し、その科学的妥当性をオープンな場で検討論議する場である。また同時に、査読、研究発表会、講演会、学会誌、学術論文誌などの研究成果の発表の場を提供する業務や、研究者同士の交流などの役目も果たす機関でもある。
ウィキペディアより引用
ざっくり言うと、研究成果の発表会兼教授陣の交流会ということです。
学生にとっては基本的に成果発表会の側面が強いですね。
自分の研究内容や成果をスライドショーにして発表(口頭発表)したり、ポスターにまとめて発表(ポスター発表)したりして、自分の研究についてアピールします。
それぞれの発表方法の違いについてはコチラの記事にまとめてありますので、ぜひご覧ください。
学会の参加資格は?
そんな発表会である学会ですが、実際に学会に参加して発表するためにはどんな参加資格があるのでしょうか?
学会に参加して発表するためには、基本的にその学会に所属している必要があります。(外部の参加を認めるケースもあるらしい)
学生であれば学会に所属するための条件はほとんどクリアしていることが多いですが、凄くたまーに既に学会に所属している人からの推薦が必要な場合があります。
そんな時は担当教員が推薦者になってくれるはずなので、安心して学会に凸ってください!
また、学生の場合はほとんど考えなくて良いパターンですが、招待講演を行う場合は学会の会員でなくてもOKな場合が多いです。
招待して来てもらう側が「仲間になれ!」なんておこがましい事この上ないですからね。
参加申込の流れは?
学会に参加しようとする人は参加申込をする必要があります。
参加申込の流れってどんなんなんだろう?
このように疑問に思う方も居ると思いますが、この記事ではしっかり解説しますのでご安心ください!
簡単な申し込みまでの流れはこのような形です。
- 発表する学会を決める
- 学会の参加資格を確認する
- 諸費用(参加費や学会費など)を支払う
- 予稿集や参加票(名札的なもの)が送られてくるのを待つ(こともある)
予稿集や参加票が郵送されるのはそれなりに大きな学会に限られる(全国大会や国際シンポジウムみたいな)ので、参加票がどうやって手に入るのかによって学会の規模感がつかめます。
なお、大抵の学会では現地の受付で手書きの名札を作り、予稿集は受付と共に渡されます。
諸費用に関しても、学会によっては学生を無料で参加させてくれるところがあるので、金欠だけど実績は欲しいという学生は探して見る価値があるのではないでしょうか?
発表までの流れは?
参加申し込みをして学会で発表することになったら、ついでに発表までの流れはどのようになるのかも知っておきましょう!
参加申込後から発表までの流れはこのようになります。
- アブストを提出する(学会の1ヶ月前程度)
- 交通手段やホテルを手配する(アブスト提出直後)
- 発表資料を作成する
- 移動する
- 発表する
アブストというのは「俺こんな成果出たからざっと紹介するね!」というチラシのようなものです。
チラシと言っても軽く見られる訳ではない為、人生で初めて書くアブストは非常に苦労することとなるでしょう。
先生からの「熱い指導」が貰えること間違いなしです。
また、学会発表で地味にめんどくさいのが交通手段やホテルの手配で、大抵はその学会に参加するメンツの一番下っ端がやります。
ホテルとか航空券の手配についてはコチラの記事で解説しているのでぜひ読んでみてください!
人数にもよりますが、一人あたり数万円は掛かるので大きな出費です。
学会にかかる費用は最終的には戻ってくると思いますが、一時的にでも大金を用意するのは大変なのでクレジットカードを作っておくようにしましょう!
サイトーは5人分のホテルや飛行機を手配した結果、合計40万円支払ったことがあります。
クレジットカードが無かったらと思うとぞっとします・・・
オススメのクレジットカードについてはコチラの記事で解説しているので、ぜひご覧ください!
まとめ
今回の記事では、学会参加や発表までの流れを解説しました。
大学院生は恐らく最低一度は参加させられるでしょうが、初めての事は誰もが怖いと感じると思うので、通り一遍の流れを知っておけば安心できるかなと思いました。
未だに学会関係のホテルや移動手段の手配を慣れていない下っ端にやらせるのが納得いきませんが、もし無理そうならさっさと先輩に任せたほうが楽になりますよ。
学会発表も慣れてしまえば軽い旅行だと思えるようになるらしいので、さっさと慣れて旅行気分になれるようにしましょう!
ちなみにサイトーは未だに旅行気分になることが出来ません。
それでは。
コメント