なんだかんだやらかしたのは初めて、サイトーです。
研究室に配属された学生は、卒業するために卒業論文を書き上げなければなりません。(少なくとも工学系は)
研究室にもジャンルがありまして、実際に実験を行ってサンプルを作成し、そのサンプルを計測することで結果とする実験系の研究室と、プログラムを組んでシミュレーションを回すことによって得られたデータを結果とする理論系(プログラミング系)の2つに大別することが出来ます。
今回は特に、前者の実験系の研究室に配属された学生でやらかした学生に向けて、少しは力になれる記事なのではないかと思います。
結論だけ言うとモノ壊したら取り敢えず先生に報告しとけとアドバイスします。
サイトーは何をやらかした?
私、サイトーはTEMという学内の皆が使う測定装置をぶっ壊しました。
一応言っておきますが、別にわざと壊そうと思って壊してないですからね?
言うなれば不慮の事故です。
完全に「お前が言うな」状態ではありますが…
壊した直後に測定機器の担当技官を呼んで確認してもらい、飄々と「使用禁止の張り紙しときますね~」と対応してくださった技官の方を見て安心したのか、研究室の直属の先生に報告し忘れました。
結果、その装置の保安管理を行う組織の先生に呼び出されて怒られ、研究室の先生には何故か慰められ、悲しいやら情けないやらで感情がグッチャグチャになりました。
もし、サイトーと同じように今この瞬間に
「やっべ、壊したかも」
とか
「あれ?やらかした?」
という状態の方が居るならばすぐに自分の先生+(居るなら)その装置の担当の先生に報告することをオススメします。
(わざとじゃ無いなら)あなたは悪くない
特に実験系の研究室では、実験をしなければ研究が進みませんよね?
あなたは研究成果を出すために必要なことをしているに過ぎません。
つまり、あなたは悪くないのです。
ちなみに、研究成果があまり出なくてレベルが低いと感じるような卒論しか書けなかったとしても大体問題無く卒業できるので、詳しくはコチラから読んでみてください。
卒業するためにやらないといけないことをやった結果として、誤ってモノを壊してしまったに過ぎないのですから、あなたは落ち込む必要なんて無いんです。
もし本当に壊れたらまずいものなら使わせなければ良いんです。
卒業のために頑張って作り上げた研究成果を発表して大学側も利益を得ているのですから、それに伴うリスクも受けるべきです。
学生側も落ち込んで精神的に追い込まれた状態になるよりは、チェックシートの作成などで再発防止に努める方がよっぽど建設的です。
ですので、やらかしてしまった事は仕方がないことだと置いておいて、あなたはこれからどうやって再発防止するかに注力しましょう。
実際に装置を壊すとどうなる?
めでたく大ポカをやらかしたサイトーですが、壊した装置の修理費や新しい装置の買い替え費用などの請求はされていません。
今の所「メールで呼び出されて怒られただけ」です。
(結局最後まで請求は来ませんでしたが、「お前のおかげでこれだけ掛かったぞ」と請求金額と共に念押しが来ました)
実際に学内外に開放された装置の場合は大抵の場合において保険が掛かっています。
プラスで、私の学校の場合は学生個人単位でも賠償保険に強制加入となっているため、殆ど100%自分の持ち出しが要らなくなっています。
ただ、それはあくまで事故の場合であり、壊そうと思って壊した場合においては保険が下りない場合がありますので注意してください。
流石にそこまでクレイジーな奴は、理系の大学で四年目以降に突入出来る可能性が低いとは思いますが…
報告することの重要性
今回は装置を壊すというやらかしをしたサイトーですが、研究にしても何にしても上司や先輩、上長に対する報告っていうのは結構重要だったりします。
取り敢えずなんかあったら報告するくらいの勢いで、ウザがられるレベルのしつこさで報告しましょう。
事あるごとに報告することで、報告された人も巻き込んで問題解決をすることができます。例えばみんなで共用している装置を壊してそのまま何も言わないとどうなるかというと、装置の使用許可が下りなくなります。
自分の家に友達を呼んで遊んでいるときに友達がコップを割ってしまったとして、そのまま黙っているような人をもう一度家に上げようと思うでしょうか?
報告しなかったがために信用を一気にすべて失ってしまうわけですね。
逆に報告しまくる人は重要度によって対応すれば良いだけなので、信頼されることはあっても失望されることは無いはずです。
「しょーもないことを報告するのは気が引ける…」という気持ちも分かりますが、しょーもないかどうかを判断するのは上の人たちです。あなたではありません。
ですので、どんどん報告しましょう!
もし面と向かって言うのがめんどくさかったり怖かったりするならメールでも十分大丈夫です。
むしろメールでこまめに送った方が文章として残るので、研究の進捗報告にも使えますよ!
サイトーはやらかしてから先生に会うのがどんどん怖くなってしまいました…
その時の対処法は「研究室の先生が怖い…対処法は?」で解説していますので、ぜひ合わせてご覧ください!
まとめ(やらかしたら取り敢えず報告して謝っとけばどうにかなる)
今回、初めてやらかしたサイトーでしたが、皆さんは「こいつやらかしてやんの~やーい」とせせら笑っていられるように、気をつけて実験装置を扱ってくださいね。
少なくとも、学生のうちはよっぽどのことが無い限り、ちゃんとした謝罪が出来れば周りの大人達がどうにかこうにかやりくりしてくれます。
(当の大人たちはたまったものでは無いとは思いますが…)
今回サイトーがやらかしたのは研究関係だったから良かったものの、自分の部屋でボヤ騒ぎ起こすとかしたら当然、自分が全責任を負うわけなので、しっかり賠償責任保険とか火災保険とかの確認はしておきましょうね。
それでは。
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