やったことが無くても取り敢えずやってみると案外誰かが助けてくれたりします、サイトーです。
そろそろ愛車のNC700Xが車検満了になるので、自動車検査登録事務所に継続車検を取りに行ってきました。
ユーザー車検どころかディーラーや業者に頼むような普通の車検も未経験でしたが、なんだかんだで普通に通ることが出来ました。
まさかの一発合格だったので拍子抜けでしたが、今回はユーザー車検に挑もうと考えている方に向けてどのような手順で進めていけば良いのかを解説していきます。
費用はどれくらい掛かった?
気になる費用ですが、合計17020円で車検を取ることが出来ました!
内訳はこんな感じです。
費用 | 金額 |
重量税 | 3800円 |
印紙代 | 400円 |
審査証紙代 | 1300円 |
自賠責保険(24ヶ月) | 11520円 |
合計 | 17020円 |
もしも何かの検査に不合格だった場合には修正する必要がありますので、別途修理代や調整代、部品代が掛かります。
サイトーはまさかの一発合格だったので、本当に最低限の費用だけで済みました。
もしナップスのような業者に依頼した場合はこんな感じの価格帯になります。
最低でも23000円はプラスで掛かる計算ですね。
点検整備費用がまるまる浮いているので安いのは当然なのですが、もっと格安で24ヶ月点検を受けてくれる所を知っていたり、自分で分解整備出来る自信がある方にとっては見過ごせない価格差ですよね…
ただサイトーとしては点検のタイミングを無視して乗り続けることは推奨しませんので、何かしらの形で点検整備を受けることをオススメします。
ユーザー車検は整備点検の実施が無くても「前検査後整備」という形で合法的に通すことが出来てしまうので、点検整備の実施はくれぐれも忘れないようにしましょう。
持ち物は?
バイクのユーザー車検で持ち込む際に必要な持ち物はこのようになっています。
- 軽自動車納税証明書
- 現金(2万円程度)
- 車検証
- 自賠責保険証(入ってたら新しいのも)
- (持ってたら)整備点検記録簿
これだけです。
特に軽自動車納税証明書は忘れやすいくせに無いと受け付けてくれませんので、確実に忘れないように注意しましょう。
整備点検記録簿は持っていなければ受付の人に「無いから後で整備するよ」って言えばそれ用の処理をやってくれますので、無ければ無いで大丈夫です。
また、自動車検査登録事務所で支払うお金は基本的に税金か強制保険なので、クレジットカードが一切使えません。
くれぐれも現金を忘れないようにしましょう。
所要時間はどれくらい?
本来は数時間掛かるんでしょうが、サイトーが行ったときには比較的空いていた+まさかの一発合格ということで1時間弱ですべての処理が終わりました。
申請の書類書くのに20分、どこに行けばいいか分からなくてウロチョロするのが20分、検査に掛かった時間が15分、書類を提出して新しい車検証と車検シールを待つのに5分くらいの内訳です。
移動時間の諸々を含めても3時間くらいを見積もっておけば大丈夫かな?と感じました。
年末年始あたりは殺人的に混雑するようなので、混雑する時期をずらしておくのが利口だと思います。
どんな手順?
ユーザー車検は兎にも角にもやってみないと分かりませんので、サイトーの場合を例にシミュレーションしてみましょう。
手順としてはこんな流れです。
- 車検の予約をする
- 自動車検査登録事務所に向かう
- 車検申請の書類を受け取って記入する
- 税金や自賠責保険料の払込をする(現金のみ)
- 検査を行う
- 車検証の交付を受ける
ユーザー車検は事前予約しておくことをオススメします。予約無しでも出来る場合はありますが、もし予約で枠がいっぱいになっている場合は予約していない人は車検を受けることすら出来ません。
事前に国土交通省の予約システムから車検の予約をしておきましょう。
初めての場合はアカウント登録からする必要があり、予約の際には車体番号などの情報も必要になりますので、車検証のコピーや写真を片手に進めると便利です。
予約ができたら自動車検査登録事務所に向かいましょう。
大抵の場合は、画像の黄色い建物みたいに落ちた人や不安な人のバイクや車を調整する業者が近くに建ってます。
自動車検査登録事務所が分かったら受付の建物に行きましょう。
大体入り口近辺に駐車場、駐輪場付きで建ってますので、バイクで向かった際は適当な駐輪場に停めてから建物に入れば大丈夫です。
もし分からなくても「受付どこですか」って職員さんに聞けば普通に答えてくれます。
受付の建物に入ったらユーザー車検用の窓口に向かいましょう。
ユーザー車検用の窓口では専用の書類を配布していますので、ユーザー車検申請の書類を受け取って記入していきましょう。
配布されているユーザー車検申請用の書類がこんな感じになります。
ボールペンを使わないといけない部分と鉛筆書きじゃないといけない部分が混在していますが、しっかりと手順書がありますのでそれに従って記入していけば大丈夫です。
ユーザー車検申請用の書類に記入が終わったら、必要書類一式を持って税金や自賠責保険の払込に向かいましょう。
下の画像でいう右側の建物で税金などの払込をして、申請書類に証紙をぺったんと貼り付けたらまた下の画像でいう左側の建物(受付のとこ)に行って確認をしてもらいましょう。
確認が取れたらいよいよバイクに乗って検査レーンへ向かいます。
バイクだけ端っこに作るだけ作った感じに追いやられていますが、気にしてはいけません。
バイクも車も検査レーンに入る前に外観検査がありますので、検査員の人が居なかったら取り敢えずレーン前で立ち尽くしましょう。
間違っても検査員の人が居ないのに勝手に検査レーンに入らないようにしましょう。
巻き込まれ事故などによって怪我をする可能性があります。
下の画像でもバイクが停まっていますが、そこら辺で一度バイクから降りて待つのがベストです。
無事検査が終わったら書類を持ってチェックをしてもらいに行きましょう。
見た目は一見さんバイバイな感じですが、分からなければ職員さんに聞けばいいだけなので安心して向かいましょう。
昔の話で職員は全員ぶっきらぼうみたいな話を聞きましたが、実際に向かうと全然そんなことはなかったので拍子抜けでした。
別にぶっきらぼうを期待して行ったわけではないですが…
書類をチェックしてもらったらさっきの受付の建物に戻って新しい車検証とステッカーの交付を受けましょう。
画像で継続交付と書かれている窓口の箱にチェックされた書類をぶち込むと数分で新しい車検証とステッカーが交付されます。
むっちゃ楽でした。
ちょっとやらかした話
検査員の人が居ないのに勝手に検査レーンに入っちゃダメだよって話がありましたが、サイトーは普通に入ってしまいました。
レーン奥のモニターに「前輪をテスターに乗せる」と表示されていたので、それに従ってテスターに前輪を乗せたら普通にスピード検査が始まっちゃったんですね。
NC700Xは後輪でスピードを検知するので当然メーターは無反応…
結果検査員の人を呼んで、怒られながらもう一度最初からやる羽目になりました。
皆さんはこんな失敗をしないようにしっかりと検査員の人を呼んで「初めてなので教えて下さい」って伝えるようにしましょう。
本当は初めてじゃなくても初めてって言っておけば検査員の人がスムーズに進めてくれますので、取り敢えず初めてって言っておけば大丈夫です。
まとめ
今回はバイクのユーザー車検に行ったので、手順とやらかし話をシェアする記事でした。
ユーザー車検は自分で分解整備や確認ができる人にはかなりオススメな制度なので、ぜひチャレンジしてみていただきたいと思います。
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