理系でも就活が成功するとは限らない理由

就活は人生を大きく左右するイベントである割には年によって状況が大きく変わるので厄介ですよね・・・

リーマンショックの時には5年間もの間、就活生よりも企業側の方が立場として上である買い手市場と言われていました。

しかし、そんな厳しい状況でも割と余裕で大きい企業にスイスイ入っていくのが理系(特に工学系)の特徴でもあります。

ただ、周りが言うからと言って本当に「理系は就活に強い」と断定してしまっても良いのでしょうか?

就活は「理系だから大丈夫だろう」となめてかかると非常に痛い目を見ます

今回はそんな就活に強いと言われている理系の就活でも成功するとは限らない理由について解説していきます。

ざっくりまとめると、理系でも就活が成功するとは限らない理由としては自分の志望業界と就職先として強い分野である業界がマッチしない限り理系の強みである推薦が効かないからです。

就活の成功とは?

そもそも就活における「成功」とは何なのでしょうか?

サイトー個人の考えではありますが、就活における成功とは自分が志望している企業から内定をもらうことだと考えています。

就活とは内定をもらうためにやっていることなので、もし第一志望の企業から内定を受けることができればその結果以上のものは無いはずです。

少なくとも、自分が「入ってもいいな」と思える企業から内定をもらえないと就活は成功と言えないのではないでしょうか?

滑り止めや練習台にしようと考えている企業から内定をもらっても就活をやめることはしないですよね?

それなので、今回に関しては「就活の成功」=「志望企業からの内定」として書いていきます。

理系の就職における推薦制度について

理系の就職が強い理由として挙げられるのが推薦制度の存在です。

理系の学生に対して学部や学科が推薦をすることでお墨付きを与えて企業側も安心して採用できる制度ということになっています。

この推薦制度ですが、実際は企業側にとって割と有利な条件となっているために推薦先の企業は非常に多くなっています。

具体的な条件としては以下の通りです。

  • 企業側は学生を落とせる
  • 学生側は内定を辞退できない
  • 学生側は志望企業の推薦を受けられるとは限らない

近年では誰が推薦を受けるかを決める前に事前の「マッチング」による選考が行われるケースもあるので必ずしも全ての推薦ルートが同じ条件だとは言えませんが、大抵の推薦ルートはこのような条件になっています。

ただ、学生側にも推薦を使わないという選択肢はあります。

その場合、他の文系学生と同様に自分の力だけで就活戦線を戦っていくことになります。

実際のところは理系の学生には時間がないことが多いため、推薦でさっさと決めるという学生が多くなっています。

理系が強いのは基本的に製造業と一部インフラのみ

このことを考えずに理系に進学した学生は非常に苦しい思いをしながら学生生活を送ることとなります。

理系だからといって製造業とインフラ以外の業界を志望する場合はほとんど推薦が使えない企業となるため、文系学生と同様のスケジュールで就活を進める形になります。

もしもコンサルや金融、商社などの文系がメインの業界を志望していた場合は悲惨です。

面接やESで話したり書いたりする内容には全く困らないでしょうが、スケジュール面が非常にタイトになり焦ってしまうことになります。

同じ理系学生の友人が年度内に内々定をもらっている中、自分だけ未だに内定を持っていないという状況は結構精神的に来るものがあります。

実際は大半の文系学生と同じスケジュールなだけなので焦る必要はないんですが、それだけ自分の周囲の環境というものは大きな影響を持っているのです。

自分はそもそもどこを志望すれば良いのか分からない人に向けた体験談

そもそも志望したいと思う企業が無い・・・

まぁ大企業ならどこでもいいかな!

このように考えている人は案外多いのではないでしょうか?

かく言う私、サイトーも同じような状況で志望企業が全く絞れない時期がありました。

そのような状態だったサイトーはどのように対処したかと言いますと、とりあえずがむしゃらに動きました。

がむしゃらに動いていろいろな業界を自身の経験に基づいて考えることで志望業界と企業を絞ることができました。

細かくはこちらの記事で書いているので、興味のある人はぜひどうぞ!

自分の就活の成功率を上げるためには人の力を借りようってまとめ

今回は理系だから就活はどこでも行けるっしょと勘違いしている学生に向けて、必ずしも成功するとは限らないよという話をしました。

自分の志望企業から内定を獲得するためには、客観的な視点があると非常に大きなアドバンテージになります。

そのため、無料で使える就活エージェントの力を借りて客観的な視点を得られれば就活の成功率を上げることができるのです。

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それでは。

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