大学院生あるある15選【理系修士】

大学院生って頭良くないとなれないと思ってました、サイトーです。

割と世間一般の大学院生に対するイメージと実際の大学院生って結構なズレがあると思うんですよね。

実際の大学院生の現状をあるある形式で書くことで、案外夢が無いってことを知っていただきたいなと思ったのでシェアしていきたいと思います。

ただ、文系大学院生は全く知らないので理系の大学院生に関するあるあるとなります。
ご容赦を…

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「頭いいんですね」って言われる

皮肉ですか????

「頭いいんですね」って言われた大多数の方は身近なもっと頭のいい人を思い浮かべてしまうので、地味に心を削られます。

実際に入るまではサイトーも同じように「大学院生=頭いい」みたいな式が出来上がってましたので、あまり人のことは言えませんが…

取り敢えずこれを言われたら「皆さんのおかげですよ…」みたいなこと言いながらはぐらかします。

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実験系研究室と理論系研究室で話が噛み合わない

実験系の研究室は、新しいセンサーを作ったり、ロボットを高性能にしたりするような研究室があてはまり、条件を変えて何回も実験した結果から考えるため実験の回数は多くなりがちですが、実際に実験を行った結果がすべてになりますので結果ありきで考えを進めていくことが出来ます。
ただ、「なぜこの結果になったのか」という考察が非常に重要になりますので、考え抜く力が必要になります。

理論系の研究室は、シミュレーションを行ったり、今ある理論の精度を上げたりするような研究室があてはまり、大抵の場合でプログラミングを行いますので、何度も何度も実験を繰り返すということが難しい性質上、根底がおかしいとトンチンカンな結果になりますが、実験の回数としては非常に少ない回数で収めることが出来ます。
ただ、「なぜこの進め方が妥当であると言えるのか」を説明出来なければいけませんので、背景を調べて自分の中で再構築する力が必要になります。

つまり、実験系と理論系では研究に対する考え方が割と異なっており、一年間で結果を出せる回数も全く異なるため、学会発表とかの話が全く噛み合わなくなります。

一緒にご飯食べに行ったりすると結構違うことがあって驚かされます。

うん うん それもまたアイカツだね。

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コアタイムの有無は結構重要

特に実験系の研究室ではコアタイムが設けられていることが多く、コアタイムがある研究室ではその時間帯は必ず研究室(または大学内)に居なければならないという縛りが発生します。

理論系の研究室はプログラミングを進めることが多い特性上、別に学校に来なくても研究を進めることができるため、コアタイムが存在しないか非常に短いことが多いように感じます。

ぶっちゃけコアタイムが有ろうが無かろうが、やる奴はやるしやらない奴はやらないんですがね。

サイトーの研究室では特にコアタイムは無かったんですが、コアタイム有りの研究室の学生の話を聞くとすごく大変そうだなぁって感じます。(語彙力)

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自信を持った進捗報告に限って先生にボコボコにされる

サイトーの研究室では、週に一回の進捗報告で自分の研究の進捗状況を報告するのですが、「この結果があれば文句ないだろう」って結果が挙がった時に限ってボコボコにされます。

単に自分が結果に対する考察をサボったからなんですがね…

自分の傲慢さを教えてくれる良い先生です(泣)

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学会発表前は地獄

進捗報告ですらボコボコにされるわけですから、学会発表みたいな学外の人にお見せする発表はそれはそれはボコボコにされます。
下手なものを晒せば先生の名前も一緒に汚すわけですから当たり前ですね。

ただ、サイトーの精神力はそこまで強靭なものではないのです。

当然のように泣きべそかきながら提出しては修正、提出しては修正の繰り返しを行うこととなります。

自分の時間を投げ売って学生の相手をしてくれる良い先生です(泣)

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もちろん修論発表前も地獄

学内相手でも他の先生が見るわけですから(略)

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周りの人の能力の高さにビビる

ある学会に出た翌々日には別の学会に出て発表するような友人や先輩の話を聞いて、自分が如何に研究をサボっているか自覚します。
自覚はしますが改善はしません。

そこがサイトーのサイトーたる所以みたいなところありますね。

ある意味こんなんでも大学院生になれてるんだよっていう現実を知っていただけるんだからセーフ…?

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「学部卒で就職しておけばよかった」が口癖

これは大学院に入ってから数十回は口にした言葉ですね。

就職して社会人として働くのが楽なわけはないのに、なぜか選ばなかったほうを選んでおけばよかったと後悔するんですよね。
どっちもそれなりにキツイはずなのに。
(むしろウチの研究室は世間一般よりも緩いとまで感じる)

まぁ結局就職しても「院進しておけばよかった」が口癖になること間違いなしですので、考えることすら無意味なんですがね。

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「文理選択ミスったわ~」も口癖

正直、これは学部一年のときからずーっと言い続けてます。

文系の友人がバイト~とか飲み~とかSNSで言っている最中にレポート課題で忙殺されている理系の心中は察するに余りあると思います!!!(お前誰だよ)

ぶっちゃけ成績を考えなければ遊び倒すことは可能でしたが、サイトーはクソチキンなので普通に勉強しちゃいました。
しかも、つるんでいたグループが比較的成績上位層だったので、ファミレスとかで勉強教え合ったりレポート協力し合ったりしてたら普通にそれなりの成績取れちゃいました。

…なんだかんだ多分サイトーは理系に進学して正解だったと思います。

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バイトが出来ずに金欠パーティ

大学院生は研究が忙しくてバイトが出来ないというのは半分本当で半分ウソです。

バイトのシフトを無理くり組み込んで働き倒すことも可能ですが、学会までにそれなりの結果を残さなければいけませんので、実験が失敗したときのマージン(余裕)を削ることになります。

ですので、実際のところはあまりバイト出来ていない方が大多数なのではないでしょうか。
…故に金欠となってしまうのですが。

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でも遊んじゃう

お金はありませんが、最終的には友人の家で酒飲んだりなんだりして遊ぶ金はあるんですよね。困ったことに。

翌日の朝は酒でボロボロになった身体を引きずって研究室へ行く羽目になるんですが、それもまた一興ということで。

就職して社会人になったらこうやって友人の家に転がり込んでダラダラする生活なんて出来ないんだろうな~と思いながら貴重な体験を噛み締めているんです。
だから仕方ないよね!

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ただし出会いは無い

「遊ぶ」と言っても理系の陰キャ院生の友人関係なんて狭いことこの上ないもので、大概いつもの野郎共でくっちゃべってダラダラしています。

研究室に入ってからの交友関係はただでさえ狭くなりがちなのに、知り合いの数を今から更に増やそうという気概を持たないダラダラ民族のサイトーが人との出会いを得られるシチュエーションに遭遇できるわけ無いんですよね。

でも、心のなかでは「あ~美少女が空から舞い降りてこねぇかな~」と陰キャの鑑みたいな事を妄想しているわけでして、俯瞰してみると「そりゃ友達すくねぇわ」って感じですね。

みんなは部活とかでの知り合い大事にしろよな!

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就活は大学推薦で無双

就活を流れだけでも一回は体験しておこうと思って、学部三年のときに就活をしてみましたんですが、中小企業を2社、大企業を1社受けた結果、中小企業2社から内定を頂けてしまいました。

元々院進する予定でしたので内定は全部お断りすることになったのですが、面接会場に行く道中で考えた志望動機で内定を貰える程度には「国立大学の理系学生」というブランドは大きいものであると感じさせる出来事でした。

また、理系の学部に所属している学生は知っているかと思いますが、大抵の理系学部は推薦枠を持っています。
(恐らく学科ごとにそれぞれ枠が振り分けられていますので、自分の学科の就職担当に問い合わせると吉)

その推薦枠って結構つよつよでして、推薦枠が存在する大体の企業は内定がほぼ決まります。
トヨタみたいに推薦枠をもらえた奴らでまた選考に掛けるタイプの企業もありますが、そのようなタイプでも一般選考の競争率から考えると非常に優遇された状態でのスタートを切ることができます。

つまり、理系はそれなりの企業に行くだけならイージーモードであることが多いということです。

まぁメリットはそれくらいしかありませんが。

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地元の大企業は就活失敗みたいな風潮

割と世間一般でも有名な大企業への推薦枠がたっぷりある大学では、地元の大企業への就職はほぼフリーパスみたいな形になっていることがあります。
他の大学から見たら垂涎モノだとは思いますが、大学内ではその企業に推薦枠を使うことが「もったいない」とされ、就活をあまり頑張らなかった人という目で見られる風潮があります。

サイトーの大学でも同じように、地元にある世界トップクラスの大企業に遊びみたいな面接で入れる推薦が存在します。
しかしその企業はやっぱり不人気で、枠が埋まりきらずに大学の後輩ネットワークを駆使してなんとか推薦希望者を増やそうと頑張って努力しているみたいです。
サイトーみたいなポンコツ野郎にもお声掛けを貰えたので、相当人数が厳しいんだろうなと思います。
だから集まらないんじゃね?

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振り返ってみると案外楽しかったりする

色々不満を垂れてきたんですが、多分サイトーの人生の中で最も楽しい時間を過ごせているような気がします。

あまり院進自体は楽しいものであるとは言えませんが、今の時間は楽しいものであると言える気がします。

皆さんもこんな生活送ってみたいと思ったら、取り敢えず近くの研究室見学に行ってみましょう!
案外、性に合っているかもしれませんよ?

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