バイクに乗り始めたら少しは自分でメンテナンスをしてみたいものですよね。
でもバイクのメンテナンスって難しそう…と考えている方にオススメしたいのがオイル交換です!
なぜなら車のオイル交換と比べてバイクのオイル交換は恐ろしいほど簡単だからです!
今回はそんな「恐ろしいほど簡単」なバイクのオイル交換の方法について解説します。
バイクメンテ初心者の方はここから用具を揃えていくのが良いのではないでしょうか?
準備するもの
画像の工具類はこんな感じになっています。
- エンジンオイル(yx125の場合は10W-40を1L)
- 廃油処理箱(最低1L以上入るもの)
- オイルジョッキ(お好みのサイズ)
- ワッシャー(M12のもの)
- ソケットレンチ+ソケットセット(またはスパナ)
- ウエス
これらの工具類は基本的に必須のものですので、基本的には一式揃えることをオススメします。
以下、それぞれ説明していきます。
エンジンオイル
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YX125のエンジンは、10W-40という粘度のオイルが1L必要です。
このAZのオイルは4L入っていますので、4回分のオイル交換が出来る大容量モデルになっています!!
サイトーは「安いオイルを早く替える派」の人間なので、同じ考えのあなたにはピッタリの商品です!!
YX125のエンジンオイルは10W-40が1L必要です。
大事なことなので2回言いました。
廃油処理箱
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YX125のエンジンオイルは1L必要ですので、当然廃油の量も1Lになります。
ですので、最低でも1Lは入る処理箱を用意する必要があります。(2.5Lより小さい処理箱を見たことがありませんが…)
この処理箱で処理すれば廃油が燃えるゴミで処理できるので、ご家庭でのオイル交換に対するハードルがぐっと下がったのではないでしょうか?
オイルジョッキ
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オイルジョッキは、先程のエンジンオイルをエンジンに入れやすくするためのものです。
チラシで代用する猛者もいますが、基本的に購入したほうが良いでしょう。
YX125のエンジンオイル量は1Lなので、最低でも1Lが測れるジョッキを購入する必要があることに注意してください。
ただ、大は小を兼ねる的な理論で10L用のものを買ってもほとんどが無駄になりますので、他の車種でもオイル交換をする訳でもないなら1L用で十分かと思います。
ドレンワッシャー
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ドレンワッシャーは、オイルが外に漏れ出さないようにするために隙間を埋める役割を果たすパーツです。
ドレンボルトとオイルパンの間に挟みます。単語が分からない人は読み進めれば分かるようになります。
一度使ったワッシャーは再利用不可ですので注意してください!
別にワッシャーを再利用したからすぐにオイル漏れするわけでもないですが、そんなに高くもないパーツ代をケチってオイル漏れ起こすくらいなら新品交換が楽だと思います。
ちなみにYX125のドレンワッシャーはM12が合致します。
ソケットレンチ+ソケットセット
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ソケットレンチはよく工場とかDIYとかで見るボルトを素早く締めたり緩めたりする工具です。
別にスパナでもオイル交換は出来ますが、労力の増加量の割に工具の値段はそこまで下がらないので、ソケットレンチを購入することをオススメします。
何回もスパナでカチャカチャは面倒くさいぞ…?
ちなみにYX125のドレンボルトは17mmのソケットが合致します。
ウエス
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ウエスは、工具やパーツが汚れた際に大活躍します。
ボロ布で代用してもいいですし、キッチンペーパーを使ってもいいですが、強度が無いとただただイラつきますのでご注意を。
そこケチるくらいなら他のパーツと一緒にポチると幸せになれます。
また、他にあると良いものとしては
こういうパーツクリーナーがあると便利です。
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パーツクリーナーは油が付着した部分に吹きかけると一瞬で油を除去してくれます。
ただし、ゴム製品には使えないことがほとんどなので注意してください!
今までの工具類を合計すると合計で4500円を超える価格となってしまいます…(2019/9/15時点)
ただ、一回で使い捨てになるのは廃油処理箱のみなので次回からは廃油処理箱をもう一回購入するだけでオイル交換が出来るようになります!
技術力も付いてくると考えると寧ろ安いのではないでしょうか?
オイル交換の手順
ここからは実際にオイル交換をしていきます。
何度も言いますが、オイル交換はまったくもって難しくないです。非常に簡単です。
ただ、手順を確認することで自信に繋がったり、ミスの低減を実現することが出来ますので、以下のページを一通り見て確認しておくことをオススメします。
オイル排出口の確認
YX125のオイル排出口はこの画像の白丸のあたりにあります。
もっとアップにするとこんな感じになります。
この指差したところのボルトがドレンボルトです。
道具の所で出てきた単語ですね。
このドレンボルトがドレンワッシャーを噛み込むことでオイルが漏れないようになっています。
オイル排出の準備
オイル排出口がどこにあるか確認できたら、排出するための準備を進めていきましょう。
オイルを受ける廃油処理箱を排出口の下に置きます。
この写真だともうボルトにソケットレンチが掛かっちゃってて分かりにくいですが、位置関係は大雑把で大丈夫です。
ドレンボルトの真下に廃油処理箱の中身が来ていれば十分です。
初心者の方がここで心配することとして
ボルトを緩めた途端にオイルが吹き出したりしないかな?
ボルトが取れたら勢い余ったオイルが手に着かないかな?
というようなことがありますが、答えとしては
オイルが吹き出すことは無い!!(少なくとも125ccクラスなら)
多少の汚れは気にするな!!!
となります。
車のオイル交換で下抜き(バイクと同じやり方)したり、大排気量のバイク(400cc以上)でのオイル交換なら、ボルトが取れた瞬間に勢いよくオイルが流れ出して廃油処理箱をオーバーする可能性もありますが、125ccクラスで1L程度のオイル量なら飛び散ることは稀でしょう。
また、ボルトを抜く瞬間に手にオイルが掛かることがありますが、過度の暖気をしていない限り火傷することは無いですし、汚れるのが嫌な方はお金を払ってプロに頼むのが正解です。
オイル排出&ボルト清掃
オイルを排出する準備ができたら、実際にオイルを出していきましょう。
先程の画像ではドレンボルトにソケットレンチを掛けていましたが、そのまま回してボルトを取るとこんな感じでオイルが流れ出してきます。
オイルが途切れるまでしばらく待ちます。まぁ5分も待てば十分でしょう。
オイルが出切るまでの間に作業を並行して進めましょう。(ボルトを拭いて新しいワッシャーはめるだけだけど)
抜いたボルトは古いワッシャーを取り外してウエスで拭いてあげましょう。
もしあればパーツクリーナーも吹付けながら拭いてあげましょう。
画像は新しいワッシャーと拭き上げたボルトです。
この2つをパイルダーオンしてこんな感じになります。
はい。
特に何か必要な動作も無く普通にハマります。
このワッシャー付きのボルトを元あったように締め付けます。
トルクは既定値がありますが、オーバートルクでなければ特に問題はないです。
感覚としては、ドアノブをひねるくらいの力をソケットレンチの持ち手の先端に加えれば十分かと。
オイル注入
YX125のオイル注入口は画像の白丸のあたりにあります。
白丸をアップにするとこんな感じになります。
このキャップみたいなやつを取ると注入口が出てきます。
このキャップはオイルゲージと呼ばれるパーツでして、案外重要なパーツです。
で、この注入口にオイルを注ぎ込むわけですが、溢れられると非常に面倒くさいので一度全体量の8割程度のオイルをオイルジョッキで計測し、注入します。
こうした後に…
こうします。
オイルを入れ終わったら、一度オイルゲージを使って油面を見ておきましょう。
ちなみにオイルゲージはこうなっています。
オイルゲージをウエス等で拭いた後、オイルの注入口に突っ込んで即取り出した結果を見ます。
ちゃんと締める必要はありません。
その結果、オイルがオイルゲージのザラザラの領域まで入っていれば適正です。
ちなみに8割程度入れた直後は、ほぼ確実にザラザラ領域をオーバーすると思います。
これはオイルが回りきっていないからなので、一度オイルゲージを締めてエンジンを掛けます。
エンジンを止めてオイルをもう一度確認してみると、油面がガッツリ下がっていることが分かるのでオイルゲージの適正領域に入るまでオイルを継ぎ足して行きましょう。
丁度いい所までオイルを入れたら、オイルゲージを締めて完成です。
まとめ
YX125のオイル交換方法は分かりやすく説明できていましたでしょうか?
ここまで読んでも難しそうだなと思った方は、実際にやってみるとサイトーが簡単だと言った理由が分かるはずです。
ただ、もし途中で分からなくなったらバイク屋さんにすがりつきましょう!
プロは凄いですから!
それでは皆さんくれぐれも怪我のないように!
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