高校の偏差値は32でした、サイトーです。
サイトーが高校受験の真っ只中の時には、まだ将来のことまで見通した行動が出来ませんでしたので、高校受験を終えて入学してから色々あって「やべぇ、ここ底辺高校かも?」とか「将来大丈夫かな?」と思い始めました。
今回はそんなヤバめな高校に入学してしまった方向けに、底辺高校における実際の就職事情を解説するとともに、優良企業に就職するためにはどうしたら良いかについて解説します。
結論を言うと、就職に関しては「底辺高校でも就職自体はほぼ確実に出来るけどブラック企業多いから就職するなら大企業が良いよ」って結論で、優良企業に就職するためには「私立文系の大学に進学するか大企業に就職するのがオススメだから勉強しよう」って結論です。
それでは解説をしていきます。
底辺高校の就職と進学の比率
底辺高校に限らず工業高校や商業高校みたいな実業系の高校全般に言えると思いますが、サイトーの体感としては就職と進学の比率としては半分就職、半分進学の学校が多いですね。
ただ、ここら辺のレベルの高校が言う「進学」とは専門学校への進学を言うことが多いため、「なんだかんだ言ってもみんな大学は出るんだな」という考えは甘いです。
ちなみに専門学校を出ると専門士という学位が貰えるらしいんですが、実際に就職する時に専門士は高卒と給料の額面がほとんど変わりません。
大手企業に就職するなら専門士も評価対象とされる場合がありますが、基本的な賃金は高卒の方と同じような動きをすると考えておきましょう。
(出世のスピードで差をつけているので完全に無駄では無いことに注意)
底辺高校から四年制大学への進学は結構レアケースです。学年でも10%くらいしか進学しません。
しかも、進学したとしても地元のFランク大学か遠くの名前も聞いたことがない大学に進学します。
でもFランク大学も国立大学も卒業すれば学士という学位が貰えますので、就活では同じステージに上がれることから、サイトー的には四年制大学に進学することをオススメします。
しかし、Fランク大学に進学した場合では就活で苦労する人が多いので、こちらの記事を参考に出口も考えた振る舞いをしましょう!
サイトーみたいに国立大に進学するのは10年に一人くらいですね。当然、センター対策の授業なんて無いので自力で独学するか塾に行くかするしかありません。
進学してから思いますが、都市圏の私立文系学部に進学するのが一番コスパが良いと思います。
現在底辺高校に在学中の方は、都市圏の私立大学の文系学部でできるだけレベルが高い所を目指して頑張るようにしましょう。
コスパ最強です。
就職率は非常に高い
恐らく高校の説明会などでも同じようなことを聞かされるとは思いますが、実際底辺高校の就職率は非常に高いです。
サイトーが卒業した時に就職希望なのに就職出来なかった人は一人もいませんでした。
ただ、就職率の高さと就職先の環境の良さは同じではありません。
過酷な労働環境で働かされるようなケースもあるようですし、サイトーがインターンで行った会社は後日、従業員の暴行動画がアップロードされて大炎上していました。
それなので、高卒で就職しようと考える方には就職先を見極める力が非常に求められます。しかし、高卒就職をしようと考えている方には、大学生向けの就活では一般的になっているインターンや会社説明会などの会社を知るための機会がほとんどありません。
つまり、実際に就職先がまともな会社なのかどうかは、ほとんど運で決まっていると言っても過言ではないでしょう。
サイトー的な対応策は大企業に就職することです。
企業の規模が大きくなれば大きくなるほど現場で作業をする従業員が必要になりますので必要な人員は多くなり、底辺高校にも求人が来ている可能性が高いです。また、大企業ではコンプライアンスを遵守することが社会的に求められているため、ハラスメントに対する目が非常に厳しくなっており、快適な労働環境である可能性が高いです。
結局、高卒就職するなら大企業が安心ということです。
離職率も非常に高い
先ほど、底辺高校に来ている求人には劣悪な環境で働かせるような求人が紛れているという話がありましたが、ぶっちゃけ底辺高校に来る求人は大半がブラック企業です。
一部のスーパーレア企業と大企業を除けば基本的にはブラック企業に就職させられる訳ですから、退職者も大量に出てきてしまいます。
ちなみに、サイトーの友人は一人を除いて全員1年以内に退職しています。唯一まだ辞めていない友人は自動車業界で4位、バイク業界で4位の大企業(ス○キ)に就職した子なので、やっぱり大企業の方がマシみたいですね。
高卒就職の離職率の高さはサイトーが卒業した高校に限った話ではない様子で、厚生労働省のホームページからデータを見てみると、高校を卒業して新卒就職後3年以内に39.3%の方が離職しています。
サイトーが小学生の頃は「離職率は七五三」なんて言われていました。3年以内の離職率は中卒で7割、高卒で5割、大卒で3割という意味です。ですので、離職率自体は昔よりも改善しているみたいですね。
企業の規模別では従業員が1000人以上の大規模な企業では新卒で高卒就職した方は3年間で25.3%しか辞めていないのに対し、従業員が5人未満の小規模な企業では3年間で64.3%の人が辞めています。
やはり大企業に就職した方がキャリア形成がしっかりできるみたいですね。
まとめ
これを読んで「俺ヤバいかも?」と思った底辺高校の在学生は、公務員試験の勉強や大学進学に向けた勉強をしましょう。本当に対策しないといけない人はこの記事読まないだろうけど
現状をどうにかしたいと思った高校生のあなたは
- 進学するなら大学進学の勉強
- 就職するなら大企業に入れるように勉強
のどちらかを選びましょう。「結局勉強かよ」と思うかもしれませんが、勉強はスポーツなどと違って唯一公平に努力が結果に現れるものです。せっかく努力するなら確実に報われる努力の方が良いですよね?
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